機械警備業務
施設などに常駐警備員を配置しない代わりに施設の屋内屋外に建造物侵入や火災等の異常を感知する各種センサーと送信機を
設置します。各種センサーが異常を感知すると既設置の送信機からその信号を弊社管制センター(24時間監視)に自動的に
電話回線にて送信されます。(近年では監視カメラ連動型も増えています。)
管制センターが異常信号を受信した場合には、待機する警備スタッフが現場へ急行し異常信号の初期対応をとり、必要時には
関係機関への通報を行い、被害の未然防止又は被害の拡大を阻止するのが機械警備業務です。
会社設置でなく一般家庭の設置ではセンサー数が比較的に少ないのでローコストにてホームセキュリティが構築できます。
ともに、24時間稼働できますので中長期の不在でも監視が行われます。
尚、各種センサーを設置し、同施設の警備室や守衛室内のみでその異常の監視を行うような場合は「ローカルシステム」といって、
法律上は機械警備業務ではありません。
近年では建造物の設備(貯水槽の満水や減水、冷凍冷蔵庫内温度の急激変化、銀行ATMコーナーの自動開閉店、電子ロック扉の
施錠解錠など)を遠隔で監視、制御する例も増えてきており、これらも機械警備の分野の一つといえます。
基本的に機械警備は24時間終日監視が可能ですので施設常駐警備より大幅なコストダウンが図れます。
しかし、機械警備業務は基本的に「事後対応」ですので異常信号を受信(事案発生)後に警備員が対象施設に到達(現着)できる
時間には概ね5分〜20分程度のタイムラグが出るのが現状です。
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